「スパイダーマン」3部作を今更履修しました(感想文・ネタバレなし)

2002年/2004年/207年 サム・ライミ監督

主演・トビー・マグワイヤ

気楽に見れる★★★★

お話が凝ってる★★★★

映像がすごい★★★★★

 

こんにちは、やぁたろです! 

 
MCU大好きな私ですが、MCUスパイダーマンは大人の事情(…)もあり途中からスッ…と参戦したので、そもそも基本的な「スパイダーマン」というキャラの設定や概念をあまり知りませんでした。
(蜘蛛に噛まれて蜘蛛の力を手に入れた超人…という超基礎知識だけ知ってるレベル) 
 
ちょうどWOWOWオンデマンドで「スパイダーマン」タイトル6作品(スパイダーマン1~3、アメイジングスパイダーマン1~2、スパイダーマンホームカミング)の配信が始まったので、まずは初代、サム・ライミ監督版「スパイダーマン」3部作を履修してみました。 
3作とも期待通りすごく面白かったです!
特に1作目は主人公のピーター・パーカーがスパイダーマンになるまでの経緯が詳しく描かれていて、もちろん原作コミックや各タイトルごとの差異がある部分もあるとは思いますが、「スパイダーマン」がどんなヒーローなのか、そして人気がある理由もなんとなく分かったような気がします。 
 
 ということで、3部作を見てみた感想とか、私から見た「スパイダーマン」がどんなヒーローだったのか、なんとな~く書いてみようと思います。

 ■古きよき正統派、「ヒーローとは常に孤独」 

冴えない青年ピーター・パーカーは、遺伝子改良された「スーパースパイダー」に噛まれたことをきっかけにクモの力を持つ超人へと変貌、最初は自分のためにスーパーパワーを使っていましたが、自分が見逃した強盗に育ての親である叔父を殺されてしまい、これをきっかけに正義のために力を使うことを決意します。
 
 1〜2は特に「世間に認められない、不遇な立ち位置→みんなに認められる、応援される」という対比というかストーリーの流れが強調されているように思いました。
もう本当にピーターが苦労人すぎて早く幸せになって欲しかった…
 
街の平和を守るため、隣に住んでいた好きな女の子を守るために「親愛なる隣人」として正体を明かさずにスーパーパワーを使う。謂れのない非難を受けることがあっても、自分のためではなく他人を守るためにヒーローとして活動する。正体を明かしたいと思っても、自分の好きな人を危険に巻き込んでしまうことを恐れて隠し続ける…
 完璧ではなく、葛藤や迷いを抱えながらも孤独に活躍するスパイダーマンは、古き良きヒーロー像、といった印象でした。
 ただ、3では遂に幸せと名声を掴みますが、そうしたらそうしたで少し調子に乗ってしまったり、すれ違いが生まれたりするのがなんとももどかしくて…(笑) 
 
等身大でもあり、「ヒーロー」を体現している存在でもあり、魅力的なキャラクターですね。
 
 ピーター役、主演のトビーマグワイアも表情がうまいというか、冴えない青年だったときとヒーローとして目覚めたときの「顔」の変化がすごく良かったです。3では悪そうな顔になってました(笑)
 
 
 ■ベタなヒーロー映画だからこその面白さ 
悪者から街の人や好きな女の子を守り、時には親友や自分自身とのすれ違いに悩み、人々に愛されるヒーローに成長していく、、、
スパイダーマン3部作は、ヒーロー映画がヒーロー映画であるための要素がたくさん詰まってました。 一種古典的ですが古くさいわけではなく、ベタな展開だからこその良さがあります。 
 
またシリーズを通して、悪役が根っからの悪人ではなく、何らかの外的要因で人間の悪の部分が増大してしまったようなキャラクターが多いのも印象的でした。
それと見た目がMCUなどと比べるとより怪人っぽくて少し特撮の雰囲気もあるな〜と思ったり…(笑)
 
 映像も迫力があって、スパイダーマンのアクションシーンなんかもかっこいいのですがこれが10年以上前の映画だというのも改めて驚きました。
映像の技術はもうある程度確立されてるんですね。。。
 
 
 ■まとめ 
人気キャラクター「スパイディ」の映画の原点! スパイディって結局設定もデザインも含めて全部が魅力的なんですよね。
スパイディならではの共通の良さと、タイトルごとに違う良さを見比べることが出来て良かったです。「アメイジングスパイダーマン」も見ようと思っています〜。
 ではまた。