2017年/今井一暁監督
気楽に見れる★★★★★
お話が凝ってる★★★★
映像がすごい★★★★
音楽が良い
見たよ…ってもう3ヶ月前なんですが!!笑 こんにちはやぁたろです。なんとなくまとめるタイミングを逃していて今更感想文書きました…。
「STAND BY ME ドラえもん」の記事でもちょこっと書きましたが自分はもともとTV、映画含めてドラえもんを見る習慣がなく、ここ数年「モンスト」でコラボするようになってから映画だけ見てる…というドラえもんにわかおばさんです。
でもドラえもんの映画って、普段特別にドラえもん好きじゃなくても一つのアニメ映画としての質が高くてすごく面白いんですよね。ドラえもん恐るべし…。
去年の「南極カチコチ大冒険」もストーリーのギミックが秀逸で非常に面白かったのですが、今年の「宝島」は王道家族モノな良い話っぷりやワクワク大冒険、ゲストキャラもかっこいい可愛い…と見どころたっぷりで、個人的には今まで見たドラえもん映画の中でも満足度No.1でした!!
「モンスト」をやってる人しか分からないネタですが、シルバーさんを運極にさせて欲しかったなぁ~。(笑)
■「家族もの」は結局良い
今年の「ドラえもん のび太の宝島」はタイトルにもある児童文学「宝島」をモチーフにした物語です。
ひみつ道具の「宝探し地図」が指し示したのは太平洋上に突然現れた謎の島。のび太たちは島を目指し船に乗りますが、途中で海賊に襲われ、セーラという少女と勘違いされたしずかちゃんが攫われてしまいます。
海賊たちが逃げたあと、海を漂っていた少年フロックを救出するのび太たち。フロックは海賊船から逃げてきたメカニックで宝島の重要な秘密を知っていました。のび太たちはしずかちゃんを助けるため、海賊船、ひいては宝島の秘密に迫っていく…というストーリー。
海賊をモチーフにしたハラハラドキドキの冒険航海ももちろん見どころですが、今回の映画はゲストキャラであるフロック、セーラ、シルバーの親子についての物語でもあります。
亡くなってしまった奥さんのため、子供たちや未来のために頑張っていたはずがいつの間にか道を外しすれ違ってしまう父親シルバーと、そんな父に反発するものの心の中では家族のことが大好きなフロックの父子の関係性が特に印象深く良かったです。セーラもすごくしっかり者で可愛らしい。
フロックが父に対して正面から向き合い、「父を越えて」お互いに信頼を取り戻すというのは父子ならではの展開ですよね。
家族がテーマになる物語は、まだ未熟な子供が親の愛情に気付かないで反発するも、きっかけがあって家族からの愛情を素直に受け取る…というお話も多いと思うのですが、個人的には今回のドラえもんのような「親も間違った道に進んでしまうこともあるし、子供は子供で意地にならず親と素直に向き合ってみることも必要」みたいな、両成敗じゃないんですけど、、、
お互いにそれぞれ歩み寄る余地のある関係性を描く方が自然というか、共感できるかなと個人的に思います。親は親、先に生まれていて子供を育てているとしても、それは絶対的な存在ではなく、時として間違っていることがあったとしたらお互いに向き合える対等な人間同士であることもひとつの前提なんじゃないかな、と…。
そういう意味でも今年のドラえもん映画はジーンと共感できる良い作品でした。
■ゲストキャラ、可愛い
感動できる親子の物語ですごく良いよ!と書いてからこんなことを書くのもどうなんだという気もしますが(笑)今年のゲストキャラ、全方位に向けてかわいいです!!
セーラちゃんは明るくてしっかり者ですが、妹らしくお兄ちゃんであるフロックを慕う面もあり本当に見ていて安心できる可愛さ。金髪にセーラー服というデザインも爽やかで素敵です。
お兄ちゃんのフロックは金の短髪太眉少年でもはや見た目で大勝利!!約束された正義!!強がったり頑固なところもありますが家族を思う気持ちやのび太たちと打ち解けていく様子の少年らしさが非常にgood。見た目でビビっと来たらとりあえず見ましょう。間違いないです。
今回のラスボスポジション、シルバー船長は顔色の悪いイケメンキャラ。顔色の悪いイケメンほんとすき。やぁたろイチオシです。声帯が大泉洋なのも良すぎる。全てが良い。
そのほかサブキャラの海賊たちも個性的で魅力たっぷりです!かわいいキャラクターと良い話、これだけで見る価値100%絶対損しません。見ましょう。
■まとめ
私が見たドラえもん映画の中で1番のお気に入りになりました!お話、構成、作画の全てで大満足できます。良かったら見てみてください〜。
ではまた。