「マンマ・ミーア!」感想文(ネタバレなし)

2008年/フィリダ・ロイド監督

出演:メリル・ストリープ アマンダ・セイフライドほか

気楽に見れる★★★★★

お話が凝ってる★★

映像がすごい★★★

音楽が良い★★★★★

 

続編の感想文はこちら~。☞「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー」感想文(ネタバレなし) - やぁたろ備忘録

こんにちは~やぁたろです。

来月日本公開の「マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー」が見たくて、内容の復習も兼ねて映画版「マンマ・ミーア!」を見ました。(劇団四季の公演で見たことがあるのでだいたいの内容は知ってました)

陽キャの全てが詰まっているキラッキラの女の子のための映画です…私は陰の者(?)なので眩し過ぎてちょっと灰になりそう(笑)でも可愛くて楽しくて大好きです!

 

 ABBAの名曲に乗せて繰り広げられる純度100%のキラキラ陽キャワールド

マンマ・ミーア!」は世界的に有名なポップスグループ「ABBA」の楽曲をベースに製作されたミュージカルの映画化作品です。

ABBAというグループ名だけではピンとこない世代でも、劇中でも使用されている「Money, Money, Money」「Mamma Mia」「Dancing Queen」辺りの楽曲はきっと聴いたことのあるメロディーが流れてくるはずです。

 

ギリシャエーゲ海に浮かぶとある島でホテルを営みながら二人仲良く暮らしているドナと娘のソフィ。結婚式を明日に控えたソフィは、久々に再会した親友二人にある計画を打ち明けます。

ある日ドナの日記を盗み読みした彼女は、自分の父親候補が3人いることに気付きました。そこでソフィは、ヴァージン・ロードを父親と歩きたいという願いから、ドナの名前でその3人の父親候補に結婚式の招待状を送っていたのです。

 

父親候補のサム、ハリー、ビルの三人は、そんな計画も知らずに20年振りにドナに会いに島にやってきて…というあらすじ。

 

結婚式を控えた花嫁ソフィも、娘を送り出すドナも、若い二人を祝福するたくさんの友人たちもみんなみんな幸せいっぱい、小難しいことは考えずにキラキラを楽しむ映画です。

何せ登場人物全員パリピ。幸せいっぱいの結婚式を控えた無敵のウェイ。青い海が美しい島で久々に集まった友人とはしゃぎ、パーティーでみんな混ざって踊って歌う。若い衆はもちろん、母親のドナも久々に終結したバンドメンバーの親友たちと昔に帰ったように騒ぐ。これは純度100%陽キャの世界なのです。陰キャの権化のような私ですが少しは「女の子」の心も残っていますので、陽の要素を純度100%で叩きつけられるとやっぱり「可愛いな」とか「あこがれるな~」とか思ってしまうわけです。登場人物はみんな全身で幸せを楽しんで表現しています。それができるということがまた幸せな世界だな~とか、そしてABBAのキャッチーな音楽がまた可愛いんだ…

キャスティングについて賛否両論あるようですが(舞台では母親であるドナはもっと若い設定のようです)歳を取ってもいつまでもしたたかで美しい女であり友達と楽しくはしゃげるの、良いなあ~と思ったので私的にはむしろ◎でした。華やかな女優さんだからこそ若々しさが滲み出ているのであって普通の人はなかなかそんな風にはなれないと思いますが(笑)

 

劇中では3人の父親候補を巡るちょっとしたすれ違いなんかもありますがそこはご愛嬌。マリッジブルーのようなものなのでしょう。

 

そしてこれはめちゃくちゃどうでもいいのですが、3人の父親候補のうちの一人、イギリス人の銀行家であるハリーを演じているのは私が何かと推しているコリン・ファース。ソフィは3人のうち誰が本物の父親なのか悩みに悩みますが、私だったらとりあえず顔でハリーを父親だって決めちゃうだろうな…(笑)コリン・ファースの娘、めちゃくちゃなりてえ~~~。(笑)

それはともかく(笑)現実的な社会倫理観に即して考えてしまうといろいろな問題が持ち上がるんだろうなとは思うのですが、「マンマ・ミーア!」の幸せな世界観に於いて、3人の父親候補の「3分の1でも父親になれてうれしい」という言葉はすごく前向きで良い台詞だなと思いました。

 

現在の状況、社会的立ち位置、全部一度どこかに置いておいて、登場人物みんなが幸せだなと思っているから幸せなんだろうな、というのがとにかく伝わる映画です。ま、まぶしい、、、笑

 

 

■まとめ

純度が高すぎるのである程度元気なときに見るのが良いと思います!(笑)

海辺の景色が爽やかで歌も踊りも楽しい映画です。続編楽しみだな~。

 

ではまた!