「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」感想文(ネタバレなし)

2017年/アンディ・ムスキエティ監督

出演:ジェイデン・リーベラー ビル・スカルガルド他

気楽に見れる★★

お話が凝ってる★★★

映像がすごい★★★★

こわい★★★★ 

 

こんにちは~やぁたろです。

別にホラー映画好きじゃないんですが(って毎回言ってる気がしますが…笑)WOWOWで配信されてたので「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」を見てみました~。

普通に怖かったです!!笑 ストーリーより映像での恐怖表現が中心なので、劇場で見てたらもっと迫力があってこわかっただろうな~。

有名な(?)ペニーワイズさんの元ネタを押さえられたのでよかったです。(?)

 

 

 

■青春もの4割ホラー6

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」は1990年のアメリカのホラー映画「IT」のリメイク版。

ある田舎町で立て続けに起こる子供の行方不明事件の謎と、子供にしか見ることのできない不気味なピエロ「ペニーワイズ」に「ルーザーズ(負け犬)クラブ」の7人の子供達が立ち向かうお話です。

 

映像での恐怖表現に力が入っている印象のあるホラー映画ですが、敵である超常的な存在「ペニーワイズ」のほかにも、それぞれ問題のある関係性を抱えた家族や街の不良など日常に関わる壁にも立ち向かっていき、クラブのメンバーが友情を育んでいく青春映画の側面も強いです。

排水溝から顔を覗かせているシーンがあまりにも有名なピエロ「ペニーワイズ」は徹底的に不気味で正体不明のクリーチャーですが、なるほど人気が出るのもちょっと分かる(?)ような愛嬌があるようなないような…

すごくクリーチャーなんですが中に俳優がいるのがなんとなく分かってしまうので人間味が強すぎるのかも。難しいところです。

 

ペニーワイズは昔から街にいる怪物ですが、青春映画的ストーリーも合わさって「子供が立ち向かって超えるべき恐怖や恐れているものの具現化」的ポジションも担っているのかなと思ったり。

主人公たち「ルーザーズクラブ」は名前の通りスクールカーストで言えば最下層の陰キャ…のような立ち位置ですが、仲間内で友情を育み、対立している不良グループや時には家族にも正面からぶつかっていく力強さがあって見ていて応援したくなります。不良グループに対抗し、石を投げ合って戦うシーンはもはやホラー映画とは思えない…。しかし外国の不良はやることがエグいな…(?)

 

お話だけなら「冴えない学校生活を送っている子供たちが友情を育み困難に立ち向かう青春映画」として普段ホラーを見ない人にもおすすめできると思うのですが、要所要所はしっかりホラーです(笑)

特殊メイク、CG上等のとにかく視覚に訴えるホラー演出が多い!ジャパニーズホラーのような暗闇が怖くなるようなじっとりした恐怖ではなく、もう単純に見た目にパンチが効いてて怖いクリーチャーがたくさん出てきます…夢に出そうな人にはおすすめしません…(笑)

 

 

■まとめ

自分は普段は日本の伝承・都市伝説系のじんわり不気味なホラーが好きなので新鮮でした。(外国のホラー映画を初めて見ました)

ある意味「ホラーエンターテイメント」ってこんな感じだよな~とも思ったり。「さだかや」とかもホラーエンターテイメントだと思います。

 

今回はこんな感じで~ではまた!