映画見に行ったらアイドルの現場だった 札幌「恋のクレイジーロード祭」に行ってきたよ!レポ

こんにちは、やぁたろです!

私が大好きな「カルト」「オカルト」「戦慄怪奇ファイルコワすぎ!」などを手がける白石晃士監督の新作「恋のクレイジーロード」を見るために、行ってきました「恋のクレイジーロード祭」!

メインである「恋のクレイジーロード」が見られるのはもちろん、恋クレのメイキングや同監督の短編「超エドガーケイシー」、映画館の妖精(!?)坪井篤史さんに密着したドキュメント映画「シネマ狂想曲~名古屋映画館革命~」が併映されるほか、「恋クレ」主演であるBOYS AND MENの田中俊介さん(アイドル!)、「シネマ狂想曲」の坪井さんと森さんがゲストとして登壇、トークショーを繰り広げて下さる、とっても豪華なまさに「祭」です!

 

北海道で「恋クレ」が見られるのは10月8日、この一日だけ…!これは絶対に行くしかない!と、ずっと楽しみにしていました!

 

ということで、今回は「恋のクレイジーロード」感想及び「恋クレ祭」レポです!

 

 ■ミニシアター映画を見に来たと思ったらアイドルの現場に迷い込んでしまった

私は完全に白石監督作品目当てだったのでゲストさん方のことは正直あんまり気にしていなかったのですが(すみません)

当日ゆっくり整理券をもらいに来てみるともうかなり後ろのほうでびっくり!札幌でもこんなに人が入るんだ!?と驚いてしまいました。

やはりアイドルさんご本人が来るとなると追っかけをしてるファンの方がたくさんいらっしゃるんですね…。実際並んでいる人たちも9割くらいはアイドルファンの女の子達といった印象で、劇場内は完全に「アイドルの現場」でした…。年齢、性別的に私もアイドルファンの一員だと周りに思われていたのは間違いないのですが、内心アウェイでめちゃくちゃつらかった(笑)

 

私は映画が見られればオッケーだし、「BOYS AND MEN」というグループもちょっと名前を聞いたことがあるかも…?くらいだったので、前列はファンの方に譲り自分はちょうど見やすいやや後方の真ん中辺りへ。後方は空いていたのである意味ラッキーでした(?)

 

ところでこの「恋クレ」主演の田中俊介さん、恋クレ以外だと「ダブルミンツ」の主演をしていたらしく、私は映画版は未視聴なのですが原作を読んだことがあるので「あのダブルミンツか…!?ファンも大変やな!?!?」とちょっと思ってしまいました(笑)

(※ダブルミンツ…耽美サブカル界の巨匠(?)中村明日美子先生のいろんな面でハードめなBL漫画)

 

そして田中俊介さん、アイドルさんですが白石監督が目をつけただけあって演技がすごく良くてこれまたびっくり!白石作品とめちゃくちゃ相性いいのでは?と感じたので今後も何かしらで起用してみてほしいかも。

トークショーも安定感たっぷり&映画愛が伝わってきてすごく面白かったです。あとジャンケンが強すぎ(笑)

 

これまで男性アイドルのファンとミニシアター系の映画ってあんまり近い世界じゃないように自分は思っていたので、この「恋クレ」も含めてちょっと不思議な化学反応が起こってるのが面白くて印象的でした。

 

当日自分はゆっくり来たこともあって「パンフは帰りに買えばいいかな~」なんて呑気に構えてたのですが、終了間際に「グッズ購入者向けにゲスト全員のサイン会を行います!」というまさかの展開に!(笑)当然ざわつく俊さんファンの皆様…!(笑)

パンフは買うつもりだったし記念にサインも頂こうかしら…なんてファンから殺されそうなレベルの気楽さで(笑)物販列に並んだのですが、パンフ、途中でまさかの売り切れ!!!アイドルの現場ナメてました(涙)

売り切れはショックですがせっかく並んだし、デザインが気に入っていたので買おうか迷っていたポスターを購入。そのままサイン列に並びます。

ファンの方々が俊さんにアツい思いをぶつけているのを眺めながら(みんなとかなりガッツリ会話していた!ファンサがすごい)、私は無難に「面白かったです」の一言を伝え、映画館の妖精坪井さんに「今度は白石監督も連れてきてください」とお願いしたのでした…(笑)ほんとすみません。

 

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せっかくなので部屋に貼りました。ありがとうございます!

映画体験をしに来たはずがアイドル現場体験をしてしまいました。ある意味貴重でめちゃくちゃ面白かったです。(笑)

 

 

■赤信号でもレッツラゴーや!「恋のクレイジーロード」、「超エドガーケイシー」、「シネマ狂想曲~名古屋映画館革命~」感想(ネタバレなし)

 

・超エドガーケイシー

恋クレ前に併映される超短編。坪井さんいわく「迷惑な前菜」(笑)。

久保山さんをはじめコワすぎファンにはたまらん出演陣と、白石節全開の超常ネタ・カメラワークが笑えます。

「前菜」ですが白石監督ファンはこれだけでもかなり満足度高いかも。(笑)

 

 

・恋のクレイジーロード

「うちな、チューヤンに一目惚れして、キチガイになってもうたわ!」

乗客を乗せ、田舎道を走るバス。バス停から乗り込んできた「女装&スコップ装備男」江野祥平の目的は、後方座席の宙也(チューヤン)とスミレのカップル。バスをジャックし、乗客を叩き潰し、強引にチューヤンと結ばれようとする女装男を乗せたまま走り続けるバス…!「赤信号でもレッツラゴーや!!」

 

18分の短編映画ですが、時間なんて気にならないくらいの圧倒的密度&疾走感!構図や役者の表情、演技がビシッと決まって緊迫感がすごいです。

そしてこれもやっぱ「江野くん」なんや!と私大歓喜!(笑)「白石ユニバースの江野くんは同一人物のつもり」という設定大好きなので益々妄想が捗ります…(笑)

「殺人ワークショップ」より戦闘力が低そうですが、何故か名前を聞いていないはずのすみれのことを知っていたり超常的な言動も気になります。「江野祥平」という概念、推せる…

 

そして本イベントのゲストでも登場してくれたチューヤン役の田中俊介さん、本当に良い味だしてます!憑依系の演技をもっといろんな白石作品で見てみたいかも。

 

「恋クレ」などの映画の上映が終了したあとにトークショーという構成だったのですが、これ、見たあとの坪井さんの「プロの考察トーク」が素晴らしい!これがあるのとないのではまたかなり印象が違ってくるのではないでしょうか。

トークでは恋クレ内の「音」表現にまつわる裏話が聞けたのも面白かったです。「ルマンドアイスを刺す音」がとある効果音に使われているという話がめちゃくちゃ印象に残りました…そして笑った…(笑)

 

メイキング映像ではなかなか見ることのできない舞台裏がたっぷりでこれまた大はしゃぎ!映像の現場は全然知らない世界なので興味深いです。

メイキングでもお茶目だった江野くん役の宇野祥平さん、マジで推せる…ひと目でいいのでいつかお会いしたいです。

 

やっぱり北海道でももう一回見たい!坪井さん、札幌でも応援上映お願いします!!(笑)

 

 

・シネマ狂想曲~名古屋映画館革命~

こちらは毛色が少し変わって、「恋クレ祭」の仕掛け人、名古屋シネマスコーレの副支配人である坪井篤史さんの密着ドキュメンタリー。

「映画キチガイ」坪井さんの映画にかける情熱がこれでもかと伝わります。好きなもののために自らアプローチをして盛り上げる仕事って大変だけどめちゃくちゃすごい。これだけの熱量で生きていける人が羨ましいです。

 

映画内で紹介されている、ゲストでも登場した森さんと行っているカルト映画トークイベント「アメカル映画祭」、そしてシネマスコーレでの一風変わった上映イベント。めちゃくちゃ行きたい!!!!!!羨ましい~~~!!!!!(笑)

特にさだかや応援上映が本当に楽しそうで死んでしまった…こんなん絶対おもろいやん…私も生まれ変わったら名古屋人になる!(?)

 

間違いなく「名古屋シネマスコーレ」に行ってみたくなる映画です!名古屋、ご飯が好きだからまた行きたいな~。

 

 

■まとめ

ということでめちゃくちゃ楽しみました「恋のクレイジーロード祭」!札幌に来てくださって本当にありがたい限りです。

そして是非!また戻ってきて応援上映やってくださ~い!!絶対行くので待ってます!!(笑)

ではまた!