2010年/トム・フーパー監督
主演・コリン・ファース
気楽に見れる★
お話が凝ってる★★★★★
映像がすごい
音楽が良い★★
こんにちは~やぁたろです~。
めちゃくちゃベタなのですがキングスマンを見てからコリン・ファースが気になってしょうがないです。コリン・ファースの娘になりてえ~。多分こういう人世界に30000億人くらいいると思います。
というわけで今回は全世界のコリン・ファースファンが押さえているであろう(?)「英国王のスピーチ」の感想文です。
劇場で予告編を何回か見た記憶があったので最近の映画だと思ってたら2010年でびっくりしました。時の流れって速い…
■丁寧な小説のような、美しく、ドラマ的な友情物語
「英国王のスピーチ」は、吃音に悩まされるアルバート王子(後にイギリス王ジョージ6世)とオーストラリア出身の平民、言語療法士のライオネル・ローグの友情を描く、史実に基づいた歴史ドラマ映画です。歴史ドラマですが、自分みたいに本当~~~に教養がなく歴史も全く分からない人間でも問題なく楽しめました…笑
吃音は治らないと思い込み、身分や出身国の違いからも始めはローグに対して衝突するアルバート王子ですが、少しずつ打ち解けあい友情を育み、またローグと出会ったことによって心情も前向きに変化していく過程を簡潔ですが丁寧に描いています。
ローグが策士キャラというか(笑)アルバート王子の吃音を治す為の方法としてわざと煽ってみたりするのが面白いです。
劇中での主題はあくまでも国王の吃音、ストーリーの山場はそれを乗り越えてスピーチを成功させられるかどうかにあり、史実として起こりえると見る人みんなが知っている戦争の開戦については、比較的あっさりと描かれているのが印象的でした。
文庫本1冊分くらいの長編小説を2時間ちょっとで読んでしまったような気持ちになるボリューム感、間合いが心地良いです。
■「こじらせ」系の王族を演じるコリン・ファースが魅力的すぎる
私がコリン・ファースを気に入ってるのを抜きにしても「英国王のスピーチ」はめちゃくちゃ良い映画なのですが、でもやっぱり主人公のアルバート王子を演じるコリン・ファースについても書かせてください(笑)
アルバート王子は物心ついた頃から吃音に悩まされ、ひいては吃音の原因ではないかと考えられる家庭環境や幼少期のトラウマを抱え、自分は国王になれない、なりたくないと弱気な面を持ちつつも、王族としてのプライドは高くおまけにかんしゃく持ちですぐカッとして怒鳴る、でも娘や妻に対しては素敵で良い家族だったり…
この映画の日本でのキャッチコピーは「英国史上、もっとも内気な王。」だそうですが、内気というよりは、今風に言うとこじらせ系…?がしっくり来るような気がします…笑
悩んだり、高慢だったり、ローグに対してぶつかって怒ったり、弱いところを見せたり、前向きに吃音に向き合ったり…様々な面を見せるアルバート王子を、コリン・ファースがどれも魅力的に演じているなと思うのです。
あと治療の一環として歌を歌ったり体を動かしてみたり、暴言を吐きまくったりするところはなんだかコミカルで可愛いです。笑
■まとめ
お気に入りの小説、みたいな感じで心に持っておきたい素敵なお話です。
Amazonプライムでも見れるので視聴環境が整ってる方は特に見てほしいです!
ではまた~。