2016年/佐藤信介監督
気楽に見れる★★★★
お話が凝ってる★★
映像がすごい★★★★
こわい★★
こんにちは、やぁたろです!
私、ゾンビ映画は全く見たことがなくて、ゾンビものというジャンル自体も「バイオハザード」とか「がっこうぐらし」をちょっと見たことがあるだけなのですが…
親愛なる映画仲間(?)のbttnに「アイアムアヒーローは世界一面白いゾンビ映画だから見ろ!」と言われ(笑)まあ同位体がそう言うんなら面白いんやろな~と思い見てみました「アイアムアヒーロー」。人生初ゾンビ映画です。(※「カメラを止めるな!」はゾンビ映画のカテゴリには入れてません…笑)
いかんせん私の知識の中に比較対象がないので「ゾンビ映画としてどうなのか」ということは分からないのですが、、、単純に映画としてめちゃくちゃ面白かったです!ゾンビ映画履修してみようかなという気持ちにすらなる。
ということで私みたいに「ゾンビ映画を見たことがない人」が初めて見るゾンビ映画として選ぶならかなりよいタイトルなのではないでしょうか…。(あ、普通にある程度グロいので、そういうのが平気な方向けということで…笑)
■冴えない主人公からのパニックからの盛り上がりが最高
「アイアムアヒーロー」の主人公ヒデオは冴えない漫画アシスタント。ある日街は突然ZQN(ゾンビ)パニックに陥りヒデオも巻き込まれますが、気弱な一般人なので逃げることしかできず、クレー射撃用の銃を持っているものの発砲することもできません。
開幕ZQNパニックのわちゃわちゃとか噛まれた人間がZQNに変貌していくシーンがけっこう徹底的に描かれていて、とにかくグローい!こわーい!楽しーい!!
私、バイオハザード7の実況動画がめちゃくちゃ好きでいろんな人のいろんなバイオ7を見まくってたんですが、バイオ7が好きな方とかは「アイアムアヒーロー」もツボに入る気がします。(?)
逃げる途中で助けた女子高生ヒロミは赤ん坊のZQNに噛まれていて、中盤ではZQNの特性を持ちつつも人を襲わず、半分自我を失ったようなゾンビとのハーフ(?)状態になってしまいます。ヒロミもめちゃくちゃ強いシーンがあるのですがもっと活躍してくれたら個人的にはより楽しかったかも…。
ヒロミをかばいつつヒデオが逃げ込んだ先はショッピングモール。ここでは先に逃げ込んだ人間たちが共同生活をしながら立てこもりをしています。パニックものではショッピングモールでの人間同士のいざこざは重要ですよね(?)アイアムアヒーローも例に漏れず、ここから映画ラストまではショッピングモールでの攻防がメインで描かれます。
(なんで終末ものってコロニーを仕切ってるリーダーがサイコパスのパターンが多いんだろう…)(その方が面白いから)
ヒデオは本当に冴えなくて、なかなかZQN達に立ち向かうことができないのですがこれがある意味「鉄板の前フリ」として機能しているのでそれほどイライラせず(「ヒロミや人を助けたいという優しさも伝わってくるし)、終盤のいわば「約束された無双シーン」へのいいギャップになってるんじゃないかなと…。「ゾンビにヘッドショットを決めまくるシーンによる一種の爽快感」ってもう人間の細胞レベルで組み込まれている何かなんじゃないですかね。とにかく最後の攻防シーンは圧巻です。
ある程度グロやホラーに耐性のある方は是非見てみてください!
■まとめ
「ゾンビ映画見たことないけど、ゾンビ映画に想像で期待するいろいろなシーン」が余すことなく詰め込まれてるところが面白かったです。そうそう、これだよこれ!感がすごい。
これを機にゾンビ映画を履修してみようかなとも思ったのですが今一番見たいゾンビ映画(?)が「高慢と偏見とゾンビ」というちょっと斜め上パターン…笑
先にこっち見といて良かったです。(?)
ではまた~。