「バーフバリ 王の凱旋~完全版~」がほんとにすごかった(感想文・ネタバレなし)

2017年/S・S・ラージャマウリ監督

主演・プラバース

気楽に見れる★★

お話が凝ってる★★★★★

映像がすごい★★★★★

音楽が良い★★★★★

王を称えよ★★★★★

 

こんにちはやぁたろです!

 

5ヶ月を超えるロングラン上映、絶叫応援がすごいなど何かと話題になっているインド映画「バーフバリ 王の凱旋」の完全版が61日から公開になりました。

実は最近までバーフバリの存在を知らず、興味を持った頃には札幌では見られる劇場が限られていて都合がつかなかったこともあり、完全版を待っていた状態でした。

この映画、3間くらいあるのですがもうほんとに3間ずっとすごい(語彙力)!仕事が終わった後の金曜日の夜という究極に疲れた状態で見る映画じゃないよなと思ったんですが(笑)それでも全然後悔しないくらいの体験をしました。笑

 

ということで語彙力が消失した「すごい」連発の感想文です。(笑)

 

 

 

3間全てがインド映画でしか体験できないもので出来てる

「バーフバリ 王の凱旋」は連作映画の後編で、「バーフバリ 伝説誕生」というタイトルが前編にあります。

ですが始まってすぐに「前回までのあらすじ」がじっくり流れるので「王の凱旋」から見ても全く問題ないです。私も前編は途中までしか見れてません…笑(今度見ます)

 

大筋としては親子三代に渡る王家の権力争いや復讐の物語なのですが、そのスケールがすごい。

インド映画って大人数で歌って踊って…みたいなイメージがあると思うのですが(笑)バーフバリは歌と踊りよりアクションが圧倒的に多いです(でも歌と踊りもいっぱいあります)。

このアクションがもう全部派手というか全カット画面の強さで殴る!!!!!!圧倒的構図力!!!!!!!全部クライマックス!!!!!!!みたいな…しかもそれが10分に1回くらいのペースで出てくるので3間ずっと圧倒されます。王族という種族すごい。矢が刺さっても跳ね返す。一瞬で「王を称えよ」という気持ちを理解します。応援上映じゃなくても拝みそうになる。

ポージングやカメラワークも独特でこれまたインド映画ならではなんだろうなというか、他の映画ではあまり見られないようなかっこよさです。しつこいくらいの演出も画面の強さにマッチしていて全シーンテンションぶち上がります。

 

宮殿やダンスシーンは豪華絢爛、人がいっぱい出てきてまさに我々が期待しているインド映画!です(笑)インドの曲のメロディーって独特で良いですよね。

 

多用されているCGはちょっと物理とかがすごいことになっているんですが(笑)そこも逆に良いよねということで。

 

本当に「応援上映のための映画なのでは…?」と錯覚するというか、応援するシーンしかない!!というか、とにかくバーフバリの応援上映絶対楽しいだろうな…と思います。先日札幌で開催された応援上映は日程が合わず泣く泣く諦めたのですが次の機会があれば絶対に行きたいと思います。

「バーフバリでしか得られない」映画体験が死ぬほど詰まっているので、応援上映じゃなくても劇場で見られるうちに是非見に行ってほしいです!マヒシュマティを称えよ!!

 

 

■画面力だけじゃないよ!登場キャラクターが魅力的

前後編に分かれていてそれぞれたっぷり尺があるだけに、登場キャラクターもよく掘り下げられていてみんな魅力的です。

特に「王の凱旋」の実質主人公であろうバーフバリはまさに生まれながらの王。映画を見ているうちに誰しもが「王を称えよ!」と思うはずです。

バーフバリの愛する女性デーヴァセーナは気高く美しいし、バーフバリの従者で父のような存在でもあるカッタッパは茶目っ気たっぷりですが誰よりも王家に忠実です。

バーフバリの育ての親であり兄のような存在であるバラーラデーヴァの実母シヴァガミはまっすぐに国のことを考え政治をする国母、そしてバーフバリの天性の王の才に嫉妬し次第に狂気に堕ちていくバラーラデーヴァなどなど…

登場人物は多いですがそれぞれ役割がはっきりしていて分かりやすいです。そしてみんな顔面力が強い。王族を称えよ!!

 

 

■まとめ

映画を見る人も見ない人も、洋画を見る人も邦画を見る人もみんなに見てほしいです。人生が豊かになります。

バーフバリ、ジャイホ~!