「ベイビー・ドライバー」感想文(ネタバレなし)

2017年/エドガー・ライト監督

出演:アンセル・ゴート リリー・ジェームズほか

気楽に見れる★★★★★

お話が凝ってる★★★

映像がすごい★★★★

音楽が良い★★★★★

 

こんにちは~やぁたろです!

以前から気になっていた「ベイビー・ドライバー」がWOWOWオンデマンドで配信されてたので見てみました!

知能下がる系(?)映画かと思いきや主人公・ベイビーの苦悩物語だったり映像がとにかくクールだったり、想像とギャップがありましたがすごく面白かったです。

やっぱり車のエンジン音と良い音楽はセットになるべきもの同士ですね。

 

 

 

■設定盛りすぎ主人公ベイビーの苦悩物語

主人公のベイビーは、過去に裏社会の大物・ドクの車を盗み、その時に負わせた損失の穴埋めのために半強制的に悪事に加担させられています。

ベイビーの担当は強盗チームの逃走を受け持つ逃がし屋。運転中にお気に入りの音楽を流すことで集中力が高まり、凄腕ドライバーの才能を発揮するのです。

音楽を聴くと凄腕ドライバーになる、無理やり働かされているといった設定のほかにも、事故で両親を失って養父の元で暮らしているとか、事故の後遺症で耳鳴りに悩まされているとか、クールで無口とか、無理にドクの元で働かされているけど二人の間にもまた奇妙な絆のようなものがあったりとか、、、なんか一昔前の女オタクにウケそうなギャップ的要素盛り盛りじゃない?と思うのですが私だけでしょうか(笑)

個人的には「ブラック・ラグーン」のロックみたいに、ベイビーも自らの悪に目覚めていく方が好みだったというか、その方がベイビーも逆に救われたのでは、という気もしているのですが…不器用で心優しいベイビーが悪の道から抜け出せずに苦悩する苦しさや逃げだそうとするスリルもまた良いのかなとも思ったり。

 

ベイビーが惹かれるデボラも嫌味なところがない良い女だし、ベイビーの育ての親ジョーも心優しく素敵な父親だし、ドクや強盗のメンバーは少し嫌なヤツもいるけどそれぞれキャラクターが立っていて…

ベイビー含めて登場人物の役割やキャラクター性がシンプルにまとめられていてかつ魅力的なのが良かったです。

 

 

■映像と音楽のシンクロがスタイリッシュでかっこいい

劇中で使われている楽曲のセンスのよさはもちろんのこと、動作が徹底してリズムに乗っていて終始見ていて気持ちが良いです!銃声すらBGMに乗ってる(笑)

序盤のベイビーがコーヒーを運ぶシーンはMVさながらのスタイリッシュさですごくお気に入りです。

 

自分は特段車オタクではないのですが「ベイビー・ドライバー」のカーアクションは素人目でもすごくかっこいいです!ミュージカルとはまた違う、音楽と合わせた演出が良いなと思いました。

 

 

■まとめ

意外とベイビーが、萌えキャラかも…(笑)

知能下がる系とは一味違うクールな映画です!

 

ではまた~。