「ダンケルク」感想文(ネタバレなし)

2017年/クリストファー・ノーラン監督

出演:フィオン・ホワイトヘッドなど

気楽に見れる★

お話が凝ってる★★★

映像がすごい★★★★

音響が良い★★★★★

 

こんにちは~やぁたろです。

普段、ホラー以上に戦争映画は全く見ないのですが、映画ファンの方の間でたびたび名前が挙がる「ダンケルク」がWOWOWオンデマンドで配信されていたので、これは見ないと勿体無い!と思い見てみました。

家で見ても十分すごかったんですけど、これ映画館で見てたら印象が全然違っただろうな~~~と思いちょっと後悔しました…笑

あと自分が戦争映画を見ない理由の一つに自分に教養がなさすぎて史実の知識がないから、というのがあるんですけど絶対に損しているな、と思ったのでこれからはいろいろ勉強したり予備知識を入れてから映画を見ようと思います。(「ダンケルク」で描いているダイナモ作戦のことは視聴後に調べました…)

 

 

 

■圧倒的臨場感、長くて短い106

第二次世界大戦中、フランスのダンケルクで行われたダイナモ作戦(ダンケルク大撤退)を陸、海、空の三視点から描きます。

陸でドイツ軍の妨害攻撃を受けながら救助船を待つトミーとギブソンの一週間、ダイナモ作戦による民間船徴用で自らの小型船に乗り込み英国兵士たちを救出に向かうドーソン、息子のピーター、ピーターの知り合いのジョージの1日、そしてドイツ軍の戦闘機を迎撃するパイロットのコリンズ、ファリアの1間がそれぞれ平行して描かれ、最後は一つに収束します。

 

106分という短い上映時間とは思えないほど緊迫した時間が続き、詰め込み感なく3つの視点を描いて収束させています。

映像の美しさ、音響を利用した緊張感・緊迫感がすさまじいです。特に音は劇場の音響の臨場感は絶対すごかっただろうな~と。。。

 

また、自分はダイナモ作戦についてこの映画を見てから調べたのですが、まさに映画のままだったのだなというか、この陸・海・空の三視点から描くことで史実のかなり広い範囲をカバーしているということが分かって監督の手腕に唸りました。

 

一方、主要の登場人物は決められているもののドラマ性のような要素は薄いので、ストーリーに起伏を求める方や登場人物に感情移入したい方は少しとっつきにくい面があるかもしれません。

登場人物について深く掘り下げられたり回想シーンを挟むこともなく、我々観客も救助を待つ戦場の恐怖や焦りの中に放り込まれるのです。

 

正直、すごい映画を見ちゃったなと思う反面めちゃくちゃ疲れました(笑)

ただ、ストーリーで言えば平坦な展開で104分という短い映画の中であるにも関わらずこれだけ疲れる思いをするというのは、演出・音響・俳優の演技、どれを取っても説得力があり優れているんだろうなとも思います。

 

 

■まとめ

映画館で見たかった~。かなり満足度の高い映画体験が出来ただろうなと思うと悔しい。

でも家で見ても十分圧倒されました。

あと今後のためにも歴史・地理については人並みの知識をつけようと思います…(笑)

 

ではまた~。