「パディントン」感想文(ネタバレなし)

2014年/ポール・キング監督
出演:ヒュー・ヴォネヴィル サリー・ホーキンスなど
気楽に見れる★★★★★
お話が凝ってる★★
映像がすごい★★★
音楽が良い★★★
 
こんにちは〜やぁたろです。
今日は紳士なクマが主人公のファミリー映画「パディントン」を見てみました〜。
児童文学を原作にしていることもあって、どちらかというと小さいお子さん向けの映画かな?という印象でした。でもお父さんお母さんも退屈しないで見られるまさに模範的ファミリー映画ですね。予定調和的なストーリーで安心して楽しめるお話です!
パディントンがかわいい!

 

 

■ドタバタからの一致団結、王道ハートフル映画

主人公はとても紳士的で文化的な子供のクマ、パディントン
パディントンの叔父さんと叔母さんは、かつてイギリスからパディントンの故郷であるペルーにやってきた人間の探検家と交流し、「いつかロンドンに来てくれたら歓迎するよ」と約束を交わしていました。
いつもその話を聞いてロンドンに憧れを抱いていたパディントン。ある日、パディントン一家を地震が襲い、叔父さんが巻き込まれて亡くなってしまいます。叔母さんは「老クマホーム」への入居を決め、パディントンに「イギリスに行って探検家を訪ね、新しい家を探しなさい」と勧めます。
イギリスに着いたパディントンですが、道行く人々にも相手にしてもらえず途方に暮れているところに、ブラウンさんの一家と出会い…というあらすじ。
 
なんの予備知識もない状態で見始めたので、パディントンが思っていたよりドタバタ大騒ぎを引き起こしたり、しっかり子供っぽかったのでちょっとびっくり。(笑)「紳士的なクマ」という部分だけ知っていたのでもっと穏やかなお話なのかな?と思ってました笑
それでも、人間の暮らしを知らないパディントンがいろいろなトラブルを引き起こしてしまうのは仕方が無いし、なによりパディントンはとても礼儀正しいクマなので「嫌な子供」ではない。初めはブラウン一家の奥様であるメアリーにしか心を開いてもらえなかった彼が、交流を重ねることで一家のみんなとの絆を育んでいく様子は予定調和的ながらも微笑ましいです。
特に後半の、一家がパディントンのために力を合わせていく展開はワクワクして胸が熱くなります!「リメンバーミー」とかと近いかもしれません。
 
 
■ちょっと変わってるけどみんないい人のブラウン一家などコミカルなキャラクター達が面白い
パディントンがロンドンに来てお世話になることになるブラウンさんの一家は、みんなそれぞれちょっと変わっているけどこれまた「模範的家族像」みたいな存在です。
家族のことを大事に思いすぎてリスクに敏感なパパのブラウンさん、心優しくてパディントンにも真っ先に手を差し伸べてくれたママのメアリーさん、思春期真っ只中のお姉ちゃんジュディ、おもちゃの改造が得意な弟のジョナサンと、ブラウンさんの親戚で家政婦さんをしているバードさん…
それぞれちょっとずつ家族ならではのすれ違いがあった彼らですが、パディントンが加わったことで一家が団結していくストーリーにほっこりします。
 
そのほかの登場人物もみんなそれぞれコミカルで面白い。
ブラウンさんのご近所に住んでいるちょっと頭の硬くて皮肉屋なカリーさんは、ある人と出会ってからちょっと空回り!?な部分が笑えるし、パディントンを狙う敵役のクライドはとっても美人でクール、だけど忍者か!?と思わずにはいられない身のこなしや目的のために手段を選ばない様子がなんだか面白いです。
 
もちろん主人公のパディントンもすごくかわいい!ちょっとドジでまだ人間の暮らし方には慣れないけれど、憎めない愛らしいキャラクターです。
見ていて「嫌な奴」が出てこない映画です。
 
 
■まとめ
王道ファミリー映画!子供の気持ちで気楽に楽しめます。2も見たい〜。
 
ではまた!