「センコロールCONNECT」感想文(ネタバレなし)

2019年/宇木敦哉監督
声の出演:花澤香菜梶裕貴木村良平など
気楽に見れる★★★★★
お話が凝ってる★★
映像がすごい★★★★★
音楽がいい★★★★★
 
 

こんにちは!やぁたろです。

ブログしばらくサボってたー!またぼちぼち書いていこうと思います。よろしくお願いします。
今回はアニメ映画「センコロールCONNECT」の感想文!
正直思い出補正が強めの一作なのですが本当に最高でした。感謝。
 

■舞台は札幌!絶妙な非日常ファンタジー

街に突如として現れた謎の巨大生物がニュースを賑わせていた。平凡な女子高生ユキは、この巨大生物に興味津々。ある日同級生のテツがこの巨大生物と関わっているところを目撃します。この出会いをきっかけに巨大生物同士の戦いに巻き込まれていくことになるユキ。更には別の巨大生物を連れている謎の少年シュウ、巨大生物に関係する組織の一員だという少女カナメ、カナメのお目付け役のゴトウダという青年まで現れて物語は広がりを見せていく…!

 
2019年公開の「センコロールCONNECT」ですが、実はこの映画の前半部分にあたるパートは、2009年に短編映画として公開されていたもの。言わば後半部分が今年公開の「2」で、「1」と「2」を併せて上映したのが「センコロールCONNECT」ということになります。
私がセンコロールを知ったのも、この前半部分が公開されたおよそ10年前。思い出話的な内容になりますが、このセンコロールの舞台は札幌、しかも主人公のユキ達が通っている高校のモデルが実は私の母校なんです(笑)!10年前はちょうど私も高校生で、うちの学校がアニメ映画の舞台になってるよ…!と話題になったのがセンコロールとの出会い。当時劇場での公開はもう終了していたのですが、DVDが出ていたので本編を見ることが出来ました。映画の中の母校の方がずいぶん綺麗ですが(笑)本当に知っている景色ばかりで、そんな中繰り広げられる少し非日常な世界観がずっと心に残っていました。
それから数年後、続編の制作が発表されたのですがなかなか続報が出ず…、企画が頓挫してしまったのかな、と少し思ったりもしましたが満を持して2019年に「CONNECT」が公開されました!もう本当に本当に本当〜に待っていました。嬉しい。
2009年公開の前半部分は、札幌在住のイラストレーター・アニメーターであり「センコロール」監督の宇木敦哉さんがほぼ個人制作で作った映画で、そのクオリティの高さが話題になりました。「CONNECT」でもその圧倒的センスは健在!ひたすらに鮮烈な青い空、遠くに山の見える白い校舎、そして見慣れた札幌の街並み…。育った土地だからというのももちろんあるとは思いますが、背景美術のノスタルジーに溶け込む巨大生物という非日常。この現実とファンタジーのちょうどいい塩梅が非常に私好みです。
アクションシーンは全てが決めゴマ!とにかくカッコよくて、supercellのBGMと合わせて非常にノリノリになれて良い。シンプルかつスタイリッシュで可愛い人間キャラクターのデフォルメもオシャレで素敵です。もちろん人間だけでなく、「センコ」を筆頭にした巨大生物達もちょっとだけ不気味ながら愛嬌があってなんだかクセになります。
美術面の強い映画ですが、物語も「2」で広がりを見せてより引き込まれるものになりました。「3」の制作が既に決定しているのでますます目が離せない…!今後ユキやテツ達がどうなっていくのか本当に楽しみです。私の思い出補正を抜きにしても(笑)純粋に面白い映画になったと思います。
 
■まとめ
本当に好きで今後が楽しみな映画!
画面の情報量が少なくてもしっかり決まっててカッコイイビジュアルがとにかく強いので、イラストを描く人に特に見てもらいたいです。
 
今回はこんな感じで。ではまたー!