「空の青さを知る人よ」感想文(ネタバレなし)

2019年/長井龍雪監督
声の出演:若松詩音、吉沢亮吉岡里帆など
気楽に見れる★★★★★
お話が凝ってる★★★
映像がすごい★★★★
音楽がいい★★★★
俺の性癖★★★★★★
 

こんにちはやぁたろです!

今回はアニメ映画「空の青さを知る人よ」の感想ですー!
 

 ■爽やかで泣ける三角関係

高校二年生のあおいは、秩父で姉のあかねと二人で暮らしている。あかねには高校生の頃付き合っていたしんのという恋人がいたが、両親が交通事故で亡くなってしまったことをきっかけに、まだ幼いあおいを育てていかなければならないからとしんのとの約束だった「東京への進学」を断って地元に就職し、しんのとは別れてしまう。
あおいは高校を卒業したら東京でバンドをやると決めており、放課後はベースの練習に明け暮れる日々。いつものように近所のお堂でベース練習をしていると、突然13年前の高校生の姿のしんのが現れる。自分は「生霊」なのではないかと話す高校生のしんの。更に、秩父の街で行われる音楽祭のゲストとしてやってきた大物演歌歌手のバックバンドとして、31歳の本物のしんのまであおいの目の前に現れて…
 
私「あの花」も「ここさけ」も視聴済みで、特に「あの花」はかなり好きなんですけど…
「空青」、過去の2作と比べてもぶっちぎりで刺さりました。一番好きです。あと今年見た映画の中で間違いなく一番泣きました。
まずシチュエーションとか設定がそもそも自分の好みなんですよね…。田舎の高校生、バンド、叶わない三角関係、いやもう最強の布陣か…?やぁたろの性癖ロイヤルエディションパックやめて。(やめないで)監視されてんのか?ってくらい好みの要素で構成されててむしろちょっと怖いです。
あらゆる要素が好みなんですが特にあおいとあかねとしんのの全方位切ない三角関係!これ本当に最高でした。切ない片想い、好きな人のことも、好きな人が好きな人のことも同じくらい大好きな三角関係…これ主食なんですけど意外と(?)見ないというか。ありがとうございます。
あおいは高校生のしんののことが好きで、でもあかねのことも本当に本当に大好きで…。大好きな人と大好きな人のことを想って、大好きな人たちのために自分がどう行動するか悩んで決断するあおいが可愛くてかっこよくてめちゃくちゃ魅力的です。高校生のしんのもあかねもすごくいい人で、あおいの感情に共感できるというか、説得力があるんですよね。大人のしんのはあんまり親切な人ではないんですけど、我々くたびれた大人にはそれはそれで共感できる部分があったりして…。
主要キャラクターに対する納得度が高かったのも良さの一因なんじゃないかなと。繊細で、力いっぱい悩んで、叫び出したくなるような、登場人物達のそんな感情表現が絵の綺麗さと声の演技(特にあおいは本当に心に迫る声です)でよく出てたのもグッときました。
全てが最高か…?ありがとう…。な気持ちでいっぱいになれる映画ですが、強いて言うなら、あおい、めちゃくちゃ歌うまかったのでバンドのパートがもっとあったら嬉しかったかも…!あおいの歌声もっと聞きたかったなー。
 
 
■まとめ
ガンダーラ聞きたくなります!(?)
あおいが歌うガンダーラのフル音源売ってくれないかなー。
切なくて爽やかで、見たあとの心の豊かさがすごいです。ありがとう………。
 
今回はこの辺でー。ではまた!